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アフタヌーンティー

 私は大の紅茶党である。朝から3杯は飲まないとその日は始まらない。お店の人と話をしながら、アッサムのCTCとニルギリを買う。
CTCとは、CRUSH(つぶす)、TEAR(引き裂く)、CURL(丸める)という意味である。tealeaf2.JPG
硬水のイギリスではこのような加工をしないと茶葉の成分がうまく溶け出さないからだ。
濃いお茶を飲む私はもちろんCTC加工に満足している。
そしてニルギリ。地理的にも近いせいか、セイロンティに煮た味わいと香りを持つ。普段セイロンティを愛飲している私の好みの茶葉である。
大好きなヌワラエリアよりも爽やかで香りがやさしい。
2400Mの高原がはぐくんだ味である。
ニルギリとは「青い山」という意味だという。
その名の通り青い山々を背景にした避暑地であり、農耕、放牧、養蜂、狩猟などに従事していた地方だ。ニルギリの茶園は小規模であるので、プランテーション形式ではない。

インド茶園での多くはプランテーション形式で、そこで働く人々は生活のすべての拠点をプランテーション内に置いている。
住居、学校、病院、寺院までも完備、ひとつのコミュニティといえるだろう。
学齢期の子どもの労働は禁止、学齢期前の子供たちは茶摘の母親と一緒に、一日中茶園で過ごすことが多いという。
なんとものどかでなないか。
賃金は決して高くはないが、安心して労働、生活ができることを思うと不足はないのかもしれない。

東インド会社がたどった道のりは近代インドの歴史だ。
イギリスの東インド会社が覇権争いに勝ち、その盛衰とともに茶の歴史もある。
だがインドはムガール帝国だった悠久の歴史を持つ国。ガンジス川では今も沐浴をする人々であふれ、神の遣いである牛が道を往来する牧歌的な国。
西遊記では三蔵法師が有り難いお経をもらいに遥々旅した「天竺」。それが私の中にあるインド。

インドに行ったら、広大なプランテーションで茶摘を体験し、山の谷間から沸きあがる雲を眺めながらちっぽけなことを忘れよう。
カルカッタの喧騒の中、素焼きの器でチャイを飲んだあとは思い切り割って憂さを晴らそう。
インド映画を見たらインド舞踊を習ってみたいと思うかも!?
 洋品店でクルタを買い、紅茶専門店で茶葉を買い込んだら、サモサスタンドでちょっと立ち食い、カルカッタの町をぷらぷら見て回った後は、マサラの香りたつインド料理に舌鼓を打つ。

午後は買ってきたニルギリを飲みながらそんなことを考えた。
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プロフィール

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えいこ
性別:
女性
職業:
WEBショップ店主
趣味:
ハンドメイド                                                      

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