平和を思う
今日も暑かったですね。
この暑い夏日、お昼前に原爆が投下され、地獄絵のようになった長崎のことを思わない日はありません。
どんなに苦しかったでしょう。
どんなに痛かったでしょう。
どんなに水を欲したでしょう。
焼け爛れた街を、右往左往しながら、わけもわからず逃げ惑い、苦しみ、阿鼻叫喚にあったことは想像に硬くありません。
今もなお、原爆の後遺症に苦しむ人たち、被爆が原因でなくなった人たちがたくさんいます。
心よりご冥福お祈りします。
今日は長崎の原爆投下の日です。
私が子供の頃は、8月6日と9日は登校日になっていて、原爆の話を聞いたり、黙祷をささげたり、または映画やドキュメンタリーなどを見て、原爆の歌を歌って帰りました。
しかしこれらのことは、関東圏ではなかったようなことを、大学の同級生から聞いてショックを受けました。
さらに、最近では、私の出身の福岡でもそういう登校日は設けられなくなったと。
これが広島や長崎でも同様であるとも聞きました。
なんてことでしょう。
絶対に忘れてはならない日というのはあると思います。
次世代に伝えなければならない、大切なこと。
それが平和を愛する心を育てるのですから。
私は今日、黙祷をささげました。
毎年しているわけではないのですが、母となって、戦争のない世の中に感謝せずにはいられません。
うちは男の子が4人、娘がひとり。
もし戦争が始まったら、16歳の息子は前線に、14歳に息子も軍隊に、そして12歳の息子も戦争が終わらない限り、私の元には返してもらえないでしょう。
体も弱く、優しい9歳の息子が戦争と言う大海原に飲み込まれてしまうと思っただけで、胸が張りさけそうです。
夫や息子を戦争に送り出す妻や母はどんな気持ちだったでしょう。
送り出すほうも、出されるほうも命がけだった時代。
62年前の今日のこの日が、今日でなかったことに感謝して、穏やかな川の水を眺めながら、買い物へ歩いていきました。
「ヒロシマナガサキ」
公式サイト
http://www.zaziefilms.com/hiroshimanagasaki/
広島平和記念資料館 バーチャルミュージアム
http://www.pcf.city.hiroshima.jp/
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