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WEBショップへの道 焼き菓子

ためしに焼いてもらったケーキを買って帰った。
ラムの香り立つ「ケーク・オ・フリュィ」102_0413s.JPG
トッピングにナッツを散らしてある。
どことなくレトロなケーキ。
使ってあるラムは、「ネグリタ」
黒い女の子、と言う意味である。
マルチニック諸島からフランスのボルドーに送って、さらにそこで熟成させた、製菓用の香り高いラムである。
箱を開けるたび、ラムのいい香りがぷんぷんにおってくる。

「こんなにラムを使ってもいいですかねえ?」

アジュールの彼は言う。

「私は重たいのが好きだから」

そうはいったものの、においだけ嗅ぐのと食べてみるのとでは大違い。
夫は喜んでいたが、お酒に弱い私は一切れ食べて酔ってしまった。
でも美味しい。
口の中でほろほろっと崩れる感じが、いい。
気になったのは「焼き色」。

「もうちょっと焼き上がりを軽くできないかしら?」

「このくらい焼かないと!焼き色はしっかりつける。」

彼は確固として譲りそうもない。
フランスのお菓子屋さんみたい。
そこが彼のいいところ。
包装についても、きれいにラッピングしようと提案する私に、彼はそんなところにお金をかけないほうが・・・とラッピングに興味ない。
近所のお客さんは、彼のお菓子を普段着のおやつとして買いにくる。
特別なお菓子じゃなくて、毎日食べるもの。
だから、余分なお金を払ってまでも欲しい、というネットのお客様の気持ちは分からないかもしれない。
安くて量があったっほうがいい、という彼の考えは、私にもわかる。

家に帰ってケーキの写真を撮りながら考える。
私はこのケーキを売ることができるのだろうか。
対面販売とは違って、ネット販売は、
たった一度でも、ちょっとしたことでも気に入らないことがあると、
そのお店の商品すべての信用も失いかねない。
失敗は許されない、と思うと、急に怖くなった。
自分の気に入っているお店のケーキを、人様にも愛されるようにするには、どうしたらいいだろう。

ケーキは保留のままだが、スリランカティーのオープニングセットを作ってみた。102_0437.JPG
ウヴァ、ディンブラ、ヌワラエリア、の3つと、ティーキャディースプーン。
ジュートで作った袋に入れてみる。
素朴で、木箱の雰囲気に合うと思う。
限定20セット。
ちょっと無理してお安くしたので、この機会に飲み比べてくれたら、と思う。

とてもゆっくりですがひとつずつ準備しています。



 

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えいこ
性別:
女性
職業:
WEBショップ店主
趣味:
ハンドメイド                                                      

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