バネポーチ
作り方はサイトで検索、試作を重ねて、今日3つ気に入った物が仕上がりました。
ちょうどお得意様の発送が2件合ったので、「メルベイユの気持ち」としてお入れしました。
ネーミングがいけてないな、と思いつつ、すぐには思いつかなかったので、そうしました。
ノベルティーというほどのものでもないしなー。。。
アメリカのインテリアファブリックを使用して作ったバネポーチ。
ハンドメイドらしさと、既製品らしさ、このふたつを持った物が目標。
ダサからず、無機質にならないよう。
あーん・・・難しい。
自分の作った物を客観的に見ることできないし、これでいいのかしら?もっとなんとかならないかしら?
でもこれ以上はムリ。。。。
などと、ひとりで頭の中で悩みながら作ったものは、今日晴れてHPにアップ。(まだ非表示です)
ロウシルクで作ったシュシュをセットにして販売します。
ロウシルクとは、未精錬の絹をそのまま用いて作った糸のことです。
素朴さが魅力ですが、シルクの光沢、しなやかさに加わった野性味あふれるこの生地に、一目惚れしてしまいました。
明日は同じ生地で、キーケースなどに挑戦してみるつもりです。
なぜかハンドメイド熱、暑さの中燃えてます(笑)
ジュイで作ったバッグ
学生の頃、家庭科の成績がさっぱりふるわなかった店主です。
土曜日から、せっせとハンドメイドをしていました。
忙しくて思うようにはかどらず、やっぱり私は下手だわ、要領が悪いのね・・・とぶつぶつ思いながらも楽しくミシンでダダダ。
初めて作ったバッグにしてはまあまあ。
裏地に芯を貼らなかったのはちょっと失敗かな。。。。両面に芯を貼ると、私の家庭用ミシンではちょっと厳しかったのでやめておきました。
ジュイを使って、大きめトートバッグ。
サイドにバテンポケットをつけました。
これかわいいでしょう。
何を入れるかというと、困るかも(笑)
前と後ろは生地が違います。
欲張りました。
中も生地を接いでいます。
私接ぐの好きなんですよ~^^
いろんな表情が出て楽しいでしょう!
作っているときは感じなかったけど、これたくさん荷物が入りそうです。
我ながら驚きでした。
もう一回りちいさく作ってもいいかも。
結構下手で、迷ったけど、これはプレゼント。私にしては冒険でした。
シンプルにリボンだけ。
今なら「4」くらいはとれそうかな。
ハンドメイドの心得その2
ポットマットにアンティークレースをつけていたのですが、古いものなのでどうしてもところどころレースがほどけて、糸が切れているところがあります。
それを、これ以上ほつれることがないように、丁寧に糸をすくって縫いつけていきます。
使用したときにまたほつれることがあるかもしれません。
ですが、お使いになる方が、ご自身で繕い直して長く愛用してくださいますよう・・・と願いを込めて縫いつけていきました。
手でがかったものには温かさがあります。
それは同じ人間がミシンを使って縫ったとしても違いがでることがあります。
私は自分の作るものによくレースモチーフをつけるのですが、結構面倒なんです。
それで一時期、レースをミシンで縫いつけていました。
ジグザグで、お洗濯しても簡単にほつれないよう。
ですがそれはなぜかつまらないモチーフに見えるのです。
手縫いもミシンも私がつけたものなのに、違って見えるのはなぜだろう。
それはミシンを使う動機が「不純」だから。
「面倒」「手間がかかる」そんな気持ちで縫いつけるから。
でも手で縫ったものは、時間と気持ちにゆとりがあり、モチーフの形に合わせてすくったり、かえしたり、針の通り道を考えたり。
私の愛がそこに現れているのです。
今日はバテンレースをクロスとマットに縫いつけました。
もちろん手縫いで。
糸をすくようにつけていくのは手間と時間がかかりますが、仕上がりがぜんぜん違います。
バテンのハートと同じように温かく優しい作品になりました。
ハンドメイド ポットマット
最後の最後まで、委員会の雑用が残って、あまり穏やかでいられない年度末です。
忙しいときも暇を見つけてハンドメイドをしていました。
忙しいからこそ、ちくちくすることが気晴らしや気分転換になって、猛烈な日々を乗り切れるパワーとなっていたような気がします。
お店に出すほどではないけど、オークションに出品しようかなと写真も撮っているポットマット。
あるとき、お友達が来て、
「ポットマット!かわいい~!欲しいから売って!」
と嬉しいことを言われました。
でもお友達のお家に遊びに行って、私のつたないハンドメイド作品があるのって、めっちゃくちゃ恥ずかしいの!
自分ではいいでき~♪と思って、差し上げたりするのに、久しぶりに再開すると、もうひとりの私がそこにいるような感じで、
「あ、私ってこんなふうに見えるの?!」
直視できないほどどきどき。
ポットマットの写真も、忙しい合間をぬって、帰宅した夫が撮ってくれました。
ポターのトワルドジュイの生地を、うまく利用しておもしろい撮り方をしてくれています。
どれもリバーシブルで、楽しいポットマットに仕上げました。
ポットマット 大切な方に
毎晩寝るのは1~2時頃なんですが、昨夜は4時頃までかかってポットマットをハンドメイドしていました。
それは大切な方に今日お渡ししたいから。
いつもよくしていただいて、お返しをと思うのですが、その方はものすごい感性の持ち主で、その辺のものを差し上げられなくて・・・
思い切ってはさみを入れずにおいたトワルドジュイの生地を使い、ポットマットを作ることにしました。
私のハンドメイドではたして喜んでいただけるのだろうかという不安はあります。
その方はプロのハンドメイド作家です。
この無謀とも思える果敢な?挑戦に挑む形となった私のハンドメイド、とくに素晴らしい作品になることはなかったのですが、心を込めて作ったせいか、縫製はまずます(それでいいの?!)
紅茶を美味しく召し上がってくださるように、との思いを込めました。
そしてハンドメイドする傍らでは、チョコケーキも焼き上がり、その方へのプレゼントはできあがりました。
試食したら、濃すぎた味のチョコケーキ・・・
気持ち込め過ぎちゃったかな?
幼稚園の委員会から帰ってすぐ丁寧に梱包し、手紙を添えました。
下手な字、合わないサイズの袋、いびつで味の濃いチョコケーキ、完璧でないハンドメイドの贈り物。
まるでドジで間抜けな主人公の絵本のストーリーのようなプレゼントのできあがりです。
どうかハッピーエンドでありますよう・・
ポットマット
いろんなお客様がいらっしゃるのですが、どういうわけかみんなとてもフレンドリーな方が多くて、ずいぶんと弱気な私を支えてくださいました。
最初はお友達ばかりだったお客様も、少しずついろんな地方の方が増え始め、その中には何人か、リピートしてくださる方もいらっしゃるようになりました。
ありがたいことです。
そのメールがおもしろかったりで、
一度お会いしてみたいな、
というような方ばかり。
先日もお買いあげくださったお客様は、三度目のお客様なのですが、端数はお嫌だからと多めに入れてくださったのです。
びっくりしてお返事に困っていると、またお買い上げくださって、またまた多めに振り込んでくださったようです。
もともと私のハンドメイドバッグをお買い上げいただいた方なのですが、今も大切にお使いいただいているというメールをいただき、とても幸せな気分になりました。
ピンクのハワイアンバッグと、リネンのマルシェバッグ。
私はプロでも何でもなく、趣味の範囲でハンドメイドを楽しんでいるのに、こんな風に仰っていただけるなんて、恐縮というか、もったいないというか。
きっとその方は素敵な方なのでしょう。
詳しく日常をお話しするわけでもないのですが、いただいたメールの端々に、生き生きとお暮らしになっている様子がうかがえます。
このお客様とよく似た感じの(・・って、やはりお会いしたことはないですっ)お客様がいらっしゃいます。
最初はこの方も私のハンドメイドのクロスをお買い上げになった方でした。
真っ白なリネンのそのクロスを、その方はフェイスタオルとしてお使いいただいているとか。
私は「ふきん」として使ったから、シミだらけにしちゃったわ(苦笑)
趣味の範囲で作ったものは、お客様にお買い上げいただいたものと同じものがたいてい我が家にもあります。
自分で作って、使ってみてよかったら、同じように作ってオークションなどに出品しているからです。
今日は「ポットマット」をハンドメイドしてみました。
ちょっといびつになったけど、可愛く仕上がりました。
いちおうリバーシブル。
もう少し頑張ってハンドメイドしようかな。
委員会のプリントもあげなくてはならない週末ですが、自分とお客様のために、なにか楽しいものをハンドメイドして、以前のようにオークションなどに出品するつもりです。
そのときはお知らせしますね。
リネンでハンドメイド
生地ばかり買っています。
買ったのは静岡の機屋さん。
問屋街で買うより高いですが、フランスやイタリア、アイリッシュリネンを使用して織られている上質のリネンを扱う会社です。
紅茶がこぼれても目立たないような濃い色のリネンを選びました。
大好きなブロックチェックも二種類。
端っこにジャーマンファブリックの端切れやビンテージのレースをつけると可愛くなりそう。
柔らかいラミーは、娘のブラウスもいいかも。
これらでティークロスとポットマットをハンドメイドする予定です。
ティーコージーも作りたいのですが、作ったことがないので、ちょっと不安。
使える代物になるのかどうか(笑)。
今日は焼き菓子の発送など数件お店のことをしますが、夕方までには水通ししたリネンも乾いて、夜に少しでも裁つことができるかも(ワクワク)。
上手にできたら、お店でも出そうかしら。
(まだデザインも考えていないのに気の早いハナシです)
紅茶グッズって、手が出ないような高価な物、アンティークの物、いろいろあるけど、それでも少しずつ揃える楽しみや、それらに合わせて自分でハンドメイドできる喜びもあるところが、温かみがあって好きです。
フレーバーティーも入荷しましたので、来週中にはご紹介できると思います。
皆様お楽しみに!
初ハンドメイドは・・・
新年早々、小さなティッシュケースをハンドメイドしてみました。
お客様に、
「画像はDiaryにアップしないのですか?」
と訪ねられたので、下手っぴだから・・・と躊躇していましたが、昨夜もうちょっと作って、今朝写真を撮ってみました。
薄ピンクのはリネットさんのリネンウールを使っています。
服地ですので、とても高級感があります。
亜麻色のバラ模様のは、リネン100パーセントです。
生地自体は高かったですが、模様がダイナミックで、小物を作る私には使いづらかったです。
マルシェバッグを作った端切れで作りました。
ハンドメイドした生地やリボン、レースの端切れの有効利用ですので、模様も形も様々です。
カバンの中で、ばらばらとなってしまうティッシュは、みっともないですから、女性のたしなみとして持ち歩くことをオススメします。
簡単にハンドメイドできますので、(ミシンだと15分、手縫いでも生地を裁って1時間ほど)、端切れで作ってみてください。
気の利いたプチギフトにいいと思います。
私もお友達に何か借りたお礼に添えて、お渡ししたりしています。
(いつもあるわけではないのですが・・・)
ハンドメイドと言うほどのものではありませんが、ダスター(雑巾)も作ってみました。
高校の時の親友から送ってもらった、新品の「布オムツ」を使わせてもらいました。
やはり端切れを端っこにパッチして。
オムツは輪になっているので、縫い目の合わさったところはダスター用に、そのほかの柔らかいところを使って、「布ナプ」を作ったのです。
私は数年前から漂白される「紙ナプ」は、環境にも悪く、ゴミにもなることから、使わないでハンドメイドしているのです。
最初は市販のものを買って使用していましたが、そうしているうちに自分の体のリズムや経血の量などがわかるので、手作りするようになったのです。
突然始まっても買いに行かなくてもいいし、経済的だし、何より布は快適です。
洗濯の手間はさほどではりません。
遠くに出かけるときも布でも大丈夫です。
自分の体のリズムがわかっていれば、ブルーディもうまく乗り切れます。
そのほかにアロマの延長で、基礎化粧品も手作りするようになって、もう7、8年ほど経ちますが、トラブル肌がだいぶ改善され、丈夫な肌になりました。
年齢を重ねると、また別の悩みも出てくるのですが、肌のトラブルに関して言えば、自分で処方できるということが、結果的に精神的にもトレスから解放され、治りも早いです。
シミやくすみ、加齢による衰えは自然のならいですから、仕方はありません。
でも人間って、たとえ肌に悩みがあろうとも、前向きに生きている人は輝いて見えるものですし、肌をいたわる気持ち、体を大切にする気持ちがあれば、表面的なことはなんら問題はないような気がします。
今日はこれから、少年野球の会計の報告をまとめちゃいます。
青色申告はその後にまたぼつぼつ始めます。
少しずつでも自分にできることを精一杯、今年も・・・・
くまのミュウ
私の名前は「ミュウ」
お母さんがつけてくれました。
ミュールーズコレクションからとったんですって。
私のカラダに使われている生地の名前です。
お母さんはいつも生地から名前を取ります。
一番上のお兄さんは「リバティ」
二番目のお姉さんは「モリス」(男の子の名前みたい)
そして、私は「ミュウ」。
だって、ミュールーズは長いって。
12月23日に生まれました。
お母さんが二日間寝ずに作ってくれたの。
目を入れてもらって、初めてお母さんの顔を見ることができました。
そばには眠そうなヒカルもいました。
私はお母さんと会えて嬉しかった。
でもお母さんはこう言いました。
「ミュウはね、違うお母さんのところに行くのよ。」
違うところって?
私は不安になりました。
このおうちには、リバティ兄さんもモリス姉さんも、最初に私を抱っこしてくれたヒカルもいるのに。
私は悲しくて、涙が出てきました。
優しいマミちゃんが、私の涙をきれいなハンカチでそっと拭いてくれました。
「泣かないで。ミュウには新しいきょうだいがいるんだって。」
新しい兄弟?
「男の子の赤ちゃんで、エイちゃんっていうのよ。ほらこれが写真。」
マミちゃんは、眠っているエイちゃんの写真を見せてくれました。
そばには猫がいました。
朝起きると、私はお父さんに写真を撮ってもらいました。
「なかなか美人だね。きっと喜んでもらえるよ。・・でもちょっと鼻が曲がってるぞ。
うちの家系かな。」
お父さんはそういって笑いました。
そういえばお兄さんのリバティも、お姉さんのモリスも鼻が曲がっています。
お母さんが言いました。
「まだ生まれたばかりなのに、首にしわがよってる・・・」
そういって私の顔をいじっていました。
ほっぺたを押したり、首を曲げたり。
私は痛くて痛くて、泣きそうになりました。
今日一日、14歳のアラタ兄と12歳のミチル兄、9歳のヒカル兄と5歳のマミちゃんが遊んでくれました。
17歳のマサキ兄は、私を振り回したり、投げ飛ばしたりして面白がっています。
マミちゃんが怒って私を取り返してくれました。
「マサキ兄、ひどい!」
「だってこいつ、赤ちゃんと猫が居るところに行くんだぜ。
ぜったいここよりひどい目にあうんだから、今から鍛えておかないといけねえだろ。」
ここよりひどいところって?
マサキ兄よりひどいの?あかちゃんって。
猫は私を引っかくのかしら。
どうしよう。
私のきれいなカラダがやぶれちゃうの?
新しいお母さんは私を助けてくれるのかしら。
そう思うと不安で不安で、私はマミちゃんにギュっとしがみつきました。
マミちゃんは私の頭をなでてくれました。
いよいよ出発の日。
私はきれいにラッピングされて、大きな袋に入れられました。
お母さんのお手紙と紅茶の木箱と一緒に。
「ミュウ。新しいお母さんが待っているからね。
きっとミュウのことを可愛がってくれるから。
エイちゃんと仲良く暮らしてね。」
みんなにかわりばんこに抱っこされ、私はさよならしました。
不安で悲しくて、寂しい気持ちで袋の中はいっぱいになりました。
トラックの中で、暗い夜もひとりで過ごさなくてはなりません。
「おい、お前、どこまで行くんだ?」
トラックに乗せられると、隣に置いてある同じ袋の中にいる、大きな犬のぬいぐるみが言いました。
「おおさかの・・・お母さんのところ。」
「俺は名古屋さ。小さな子供が3人も居るところへプレゼントだって。」
そのまま真っ暗な夜をトラックの中で過ごしました。
大きな犬のぬいぐるみは、途中で降ろされ、名古屋のおうちに向かいました。
「あばよ。お前も用心しろよ。
こどもってやつは・・・」
大きな犬の言葉を最後まで聞き取れないまま、お別れしてしまいました。
代わりに長い髪のかわいい女の子の人形が入れられた袋が乗せられてきました。
「どこまで行くの?」
「あたしは神戸よ。5歳の女の子のクリスマスプレゼントですって。
楽しみなの。きっとあたしを可愛がってくれると思うわ。」
私は優しかったマミちゃんを思い出しました。
私もその女の子のお人形と一緒のおうちに行きたいと思いました。
でも私はおおさかでおろされてしまい、別のトラックに乗せられてしまいました。
トラックから降ろされるとき、悲しくって泣きじゃくってしまった私に、女の子のお人形がこういいました。
「きっとやさしい家族だから、心配しないで。
私の前の家族も赤ちゃんと猫ちゃんがいたのよ。
みんな私を可愛がってくれたわ。
そのときのお母さんが作ってくれたお洋服もたくさん持ってきているのよ。
何も心配しないで。
さようなら。」
私は少し元気が出てきました。
あかちゃんってこわくないかも。
ねこちゃんとも仲良くできるかも。
お洋服も作ってくれるの?
そう思うと、新しいお母さんとあかちゃん、ねこちゃんに会うのがちょっとだけ楽しみになりました。
女の子が私に手を振ってくれました。
私もバイバイしました。
トラックの窓から明るい冬の日差しがさしています。
このまままっすぐずっとずっと行くと、グリーンがいっぱいの白いきれいなお家があります。
そのときはまだ、そこが私の新しいおうちとは知らないまま、お外の景色をただただぼんやりと眺めていました。